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Topics [2005年11月]  
現代の名工「卓越した技能者」受賞 -大将のトピックス-     
平成17年度「現代の名工」に世古美装店 店主(大将) 世古斉 が選ばれました。
店主からご挨拶と11月9日におこなわれた表彰式の様子をご報告いたします。
ご挨拶
卓越した技能者表彰式会場明治記念館にて このたびの受賞は大変有難く光栄に存じます。
私は松阪商業高校のおり、美術部(部活)の顧問の先生から「絵を生かして看板屋になってはどうか」といわれまして、以来この道一筋でやってまいりました。
昭和23年の伊勢平和博覧会ではフリーとして装飾を担当し、昭和28年に世古美装店を創業しまして、以来地元の皆様にかわいがって頂きご愛顧を賜りました。今日私がありますのも、長年にわたって、皆様が私を育てていただいたのだ、と思っております。
知らぬ間に年をとり、さすがに現場にでることは少なくなりましたが、まだまだデスクワークでデザインや工程指示の仕事をこなしております。
このような栄誉をいただいたからにはそれに恥じぬよう、健康管理をきちんとして、さらに精進し、仕事をしていきたいと思います。一生が勉強だと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
あらためまして地元のみなさまのお引き立てと関係各位のご支援に、心から感謝申し上げます。有難うございました。
表彰式会場にて (平成17年11月9日)
東京に行ってきました  平成17年11月8日9日
行きののぞみ 富士山を望む 品川駅着 卓越した技能者表彰の当日を迎えました
おお今日も秋晴れや〜。東京の朝。11月9日当日です。
品川駅ができたので便利。山の手線に乗り換え、原宿へ。昨日だったら大変だった。山手線が止まって大混乱だった日。会場の下見をして宿へ。早めの就寝。ん〜付き添いはどこへも行けなかった〜。
11月8日午前11時07分の近鉄でいざ出発。遠出はしばらくぶりなので多少の不安もあったが、新幹線から富士山を見て、明るい旅の予感。手前はわざわざメガネを取り出して富士山を見る大将のシルエット。 式典に臨む
明治記念館2 明治記念館3
明治記念館1
会場は明治記念館。とてもきれい。3コマともその一部です。芝生の庭に赤い打掛の花嫁さんがおりてきて、すごく絵になってました。 さあいよいよ式典臨みます。大将ちょっとポーズ決めすぎ?
卓越した技能者の表彰式の模様 卓越した技能者表彰会場明治記念館にて記念撮影の模様 会場にてお弁当のおいしかったこと
部門ごとに名前を呼んでいただき、表彰状を授与されます。審査委員長は木村尚三郎(静岡文化芸術大学学長・東大名誉教授)先生でした。
人数が多いから席の一列ごとに集合して記念撮影。大将前列向かって右端。
もう直ぐお昼。慶大の先生の音頭でシャンパンで乾杯。勿論付き添いの食事も出ましたよ。おいしく頂戴しました。
先生はさすがに日本の学識、はぎれよく、実にわかりやすく、受賞者をたたえて下さいました。
日本料理の道場さん
←日本料理の道場さんです。
業界紙の取材を受ける
木村尚三郎先生
ギター製作の矢入さん
すばらしいお花
業界関係の取材を受ける。大将の右は新潟の野沢さんです。
ギター製作の矢入さんです。↑
東京タワーをみて品川駅へ
明治記念館の中の様子
迎賓館の前を通って帰路につく
きれいな花でした。お花は道場さんの会社ひとつだけ。芸能関係の取材も入ってましたから、やはり違いますねえ。
大きな部屋です。 帰りは迎賓館や東京タワーをみて品川駅へ
帰りの富士山
帰りも日本晴れ 帰りも運よく富士山が・・・・。とてもラッキーです。新幹線にのって行き帰り見えるなんて。
夕方の富士山はまた違って見えます。

帰りは、安堵したのか新幹線の中でアイスクリームを食べてご満悦の大将でした。
お世話なったみなさま、ありがとうございました。

※審査委員長を務められた木村尚三郎先生は2006年(昭和18年)10月17日お亡くなりになりました。76歳でした。
先生は大変早足でいらして、表彰式が終わると周囲が挨拶したくても追いつけないほど足早に帰られました。時間を惜しむように沢山の仕事をこなしておられたのかもしれませんね。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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